消費電力を効果的に測るためは?

近年、原発事故や原油価格の高騰などで電気料金はうなぎのぼり。節電を意識せざるおえない状況になっています。

そんな中、「実際にどれだけ電気を使っているのか?」を測って、電化製品の買い替えの参考にしたり、節電の効果検証をしたりというニーズからか、電気の使用量を見える化する製品が各所で販売されています。

今回は電気の使用量を効果的に測るという観点で、どのような製品を使うべきか検証します。ただ、例によって予算を決めないと「上を見てもキリが無い」状態になるので、ここでは上限予算5千円前後とします。また、それほど難しい知識が無くても計測できるものに絞ります。

どのような製品があるか?

電力(ワット:W)は数式で表すと、W = V(電圧)× A(電流)で、通常の家庭用電化製品はV=100なので、Aがわかれば良いことになります。(厳密に言えば力率の話もありますが、大雑把にわかれば良いということで、ここでは割愛します)
そうすると、Aを測る機器として非破壊(配線を切ったり加工したりしない)で測定できる器具であれば、「クランプメーター」があります。また、コンセントに差し込むだけで使用できる簡易型電力チェッカーも価格帯によっては候補に入るでしょう。
[クランプメータの例]

(Amazonより引用)

最小計測値と分解能に注意!

計測機器は「計測可能な最小/最大の値」と「どれだけ細かく測れるか」(分解能)が決まっています。なので、計測対象に適合した計測機器を購入しないと目的の計測ができません。例として、わたしが現在検討している、サーバPCの再構築とクライアントPCの使い方変更による効果測定の場合、計測対象は、サーバPC(消費電力60W以下)とクライアントPC(消費電力200W以下)の2台で、サーバPC再構築後に計測する電力量として10W以下が見込まれるという点、比較検討のためには1W以下の単位で計測できる必要があるという点を考慮します。そうすると、(1)10W以下を測定できる(2)1W(もしくはそれより小さい)単位で表示できるの2点を満たす計測機器が必要です。

結局、どんな測定機器を使うか?

まず、クランプメーターを検討しました。というのも、千円以下から入手可能であることと、様々な用途に使えることがあるからです。しかし、先に挙げた条件を満たそうとすると、分解能としては0.01Aが必須になるため、そのレベルのクランプメーターはちょっと高くなります。予算内でぎりぎり収まりますが、今回の検討からは外すことに。が、結局後々の使い方を考えてクランプメーターを購入しました。
簡易型電力チェッカーの方はこれまた玉石混合の有様。スペックを注意深く見ていく必要があります。その中で、比較的今回の目的に合いそうなのは、これでした。

注意事項など

簡易型電力チェッカーを使って計測する場合、機器により向き不向きがかなりあるようで、全般に電力消費量がおおきい機器、モーターやコンプレッサーを持っている機器を繋いで計測した場合、熱を持ってしまったり故障してしまったりすることがあるようです。なので、そのような機器で消費電力を測る場合は、クランプメーターの方が安全かもしれません。

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